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塾に通っている小学生の割合は?
まわりのお子さんがどのくらい塾に通っているのか、気になりますよね。
みんなが通ってるならうちの子も・・・って考える前に、全国の割合とその理由を調べてみましたので参考にしてみてください!
文部科学省が実施した小学生の通塾率調査アンケートでは45%という結果があるみたいです。
アンケート内容は次のとおりです。
学習塾(家庭教師の先生に教わっている場合も含みます。)で勉強をしていますか。
1 学習塾に通っていない
2 学校の勉強より進んだ内容や、難しい内容を勉強している
3 学校の勉強でよく分からなかった内容を勉強している
4 上記2,3の両方の内容を勉強している
5 上記2,3の内容のどちらともいえない
小学4年生ごろから通い始める子が増えてきて、小学6年生でピークを迎える傾向にあります。
子供を持つ親としては、いつ頃から塾や家庭教師といった学校以外の学習要素を取り入れるか悩みどころですよね。
なぜその時期から塾に通ってるの?
小学校低学年
小学校低学年ではだいたい30%程度が通塾しています。学校での授業内容を小さいうちからキチンと学んで基礎固めしたいと考えている家庭がこの時期からはじめているようです。
小学校高学年
小学校高学年だけでみますと大体60%程度の子が塾や家庭教師を利用しています。授業内容が難しくなるにつれて、授業についていけなくなったことの補助として使ったり、具体的に中学受験を目指す家庭が利用したりといろいろな考えの方が増えてきます。
中学校
中学生になりますと1年生時点から通塾率は高く、60%程度あります。3年生になりますと80%ほどの子供が塾や家庭教師を利用しており、ほぼ全員といってもよいでしょう。
利用目的は内申点対策と高校入試対策の2つです。
内申点対策の子は1年生のときから利用しはじめる傾向にあるようですね。受験対策だけで考えられている家庭は3年生時のみの利用というパターンも多いようです。
私立校と公立校にも差があるみたいです
公立校に通う小学生だけでみますと、通塾率は40%となり、全国平均の45%よりも低くなります。理由として想定されるのは、学校の授業難度が比較的やさしめになっているからだと考えられます。普段の授業と宿題をこなすことのみで問題ないと考えられる家庭のほうが多いということが読み取れますね。
当然中学受験を狙う家庭や、基礎固めしたい、学習習慣をつけさせたい等の考えを持った家庭は塾や家庭教師を利用しており、それが40%程度ということですね。
これが私立校に通う小学生となると話が変わり、通塾率は70%となっています。公立校と比べると30ポイントも多いんですね。やはり小学校から私立に通わせている家庭は意識が高く、さらにもともと学校の偏差値も高いということもあるんでしょう。
授業内容も難度が高く、授業内容の補助補強を塾や家庭教師で実施する考えの家庭が多いことが見受けられます。
また、小学校から私立校に通わせるだけあり、そもそも金銭面に余裕がある家庭が多いことも関係していると考えられますね。
都心部に近い地区ほど塾に通ってる割合が高い
公立校だけでみても、実は地域別で通塾率に差があります。やはり東京や神奈川、兵庫といった都心部は他の地区と比べても塾や家庭教師を利用している率が高く、平均で50%を超えています。
また、面白いことに通塾率が高い地区ほど平均偏差値も高い傾向にあります。つまり都心部に住んでいる家庭ほど学習することに意欲的だということですね。
その他のデータとの比較で、通塾率が高い地域では子供がスマホや携帯を所有している率も合わせて高くなる傾向があります。また、積極的にインターネットを利用し、家では勉強をしないようです。
いろいろなデータと比較すると相関関係がみえてきておもしろいですね。
いつから塾や家庭教師を利用すべきか?
ここまでみてきたデータから考えますと、それぞれタイミングごとに狙いに違いがあるようなので、家庭の方針とマッチするタイミングで利用をはじめることが賢い選択だと思います。
具体的には
- 小学校低学年:学力の基礎固め。学習習慣の定着。
- 小学校高学年:勉強の遅れをサポート。わからないところを補填。中学受験を目指す。
- 中学校:内申点の獲得。高校受験のためのサポート。わからないところを補填。
といった感じのようですね。
まわりの子がはじめたから~と流されず、目的に合ったタイミングで利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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