勉強ギライな子が勉強ズキになりました!
小学生時代はそのあと続く中学校、高校、大学のための基礎づくりとしての意味合いが強いです。実はノートをとることがその基礎づくりの土台になるので、低学年のうちからしっかり身につけさせる必要があります。
小学生のうちにノート術を身につけると勉強がはかどります
ノートは書いた自分自身のためのメモになるものです。自分自身にとって必要なことがちゃんと書けているか、それが勉強するうえでのノート術といえると思います。
ノート術のおさえるべきPoint 8個!
- ノートの表紙には名前と科目名、日付を書く
- 書き始めるときはその日の日付、書き込む内容のタイトルを書く
- ノートは余白を大きくとってゆったり余裕をもって書く
- 文字の縦横をそろえると後から読み返しやすい
- 教科書の問題を解くときはページと問題番号を書き残しておく
- 大事なことは大きめに書く
- 使う色は3色までにする
- プリントはノートに貼る
なんのためにノートを取るのかを理解する
ノートをとることは大きく分けて3つの理由に分別することができます。
1つめに勉強したことや覚えておきたいこと、調べたことなどを忘れないようにしておく意味があります。特に学校の授業中に先生が黒板に書いた内容を書き写す板書もこの要素を含んでいます。
2つめにノートは勉強したことをきれいにまとめて、理解を深めるために使うこともあります。この作業をすることで重要なPointを覚えることができます。
3つめに逆にとにかく書きまくって覚える作業に使う目的があります。先ほどとは逆に、きれいに書くことは必要性がなく、書きまくって頭と手に覚えたいことをなじませる作業です。
勉強ができない子はノートに書きとる作業ができていない
小学校の勉強は読み書きからはじまって、身近なテーマからいろいろな分野の勉強の基礎を学習していく課程です。この基礎の勉強の積み重ねが先に続く中学校、高校、大学につながっていきます。
毎日学校の授業でノートをとり、家では宿題をやり、日常に勉強の習慣づけをしていくことが勉強のスタート地点です。
小学校低学年の子は、大人と違ってそもそも日本語の書き取りの練習が必要です。学校の授業での板書はこのトレーニングもまかなっています。
子どもは先生が書いた文字をパッとみて全体像を理解しノートに書き写すことはできず、文字を少しずつ追ってノートに書いて、また黒板に目をやりそれをノートに写すといった工程になります。
このトレーニングが十分でないと、そもそもノート術に移れず、そればかりか追いつけないことがきっかけで勉強がいやになってしまいます。
子どものノートをみてあげる
ノートにはその子の個性がそのまま表れます。特に小学校低学年のうちは、子どものノートをしっかりみてあげて、コミュニケーションをとると良いと思います。
- 小学校低学年
- 小学校中学年
- 小学校高学年
ざっくりとした学年別でのコミュニケーション方法をお伝えします。
小学校低学年
小学校低学年のうちは、きれいな字で正しく文字を書く練習が一番大事です。子どもにノートを見せてもらったら、純粋に「がんばったね」や「上手に書けたね」などの言葉で褒めて、次もがんばりたくなるよう応援しましょう。
小学校中学年
小学校中学年になったら、もう少し具体的に褒めてあげると良いと思います。書いた文字のことだけでなく、具体的に書いた内容に言及してあげて、その内容を褒めるようにしましょう。
小学校高学年
小学校高学年の子には、取り組んだことや努力したことに対しての褒め言葉をかけてあげると良いと思います。継続してノートを書いているという事実をとにかく褒めて、ノートを書くこと=褒められることなんだという認識をつくってあげましょう。
コミュニケーションのヒント
最後に、ノートを見せてもらったときの反応について、どのように子どもに褒め言葉を伝えれば良いのかヒントをまとめておきます。
子どもに伝えたいOKワード
- 上手にできたね
- がんばってるね
- 続けててえらいね
- わかりやすいね
子どもに言っちゃダメ!NGワード
- ぐちゃぐちゃに書いてて読めない
- きれいに書け
- 全然書いてない
- だから勉強ができない
- 何をやってもダメ
勉強ギライな子が勉強ズキになりました!
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